【新唐人2015年03月31日】中国の人権派弁護士、唐吉田(とう きつでん)さんは去年3月、黒竜江省の警察から拷問を受けた後、結核性脊椎炎にかかりました。しかし、当局から弁護士資格を剥奪された唐さんは、医療保険も収入もないため、手術をずっと引き延ばしていました。3月28日、中国の人権派弁護士たちが唐さんの手術費を工面するために募金を呼びかけました。
募金を呼びかけた北京の陳建剛弁護士によると、呼びかけからわずか3時間で22万元が集まりました。28日に募金を締め切ったにもかかわらず、30日の時点でも寄付が続き、募金額はすでに30万元を超えているそうです。
北京の弁護士 陳建剛さん
「唐弁護士のためにお金を出した人の中には(共産党)体制内の人もおり、匿名を希望しています」
陳さんは、数十年間続いた中共の洗脳、暴力、虚言も、人々の自由への憧れを止めることはできず、誰が国のために働く人なのかを人々はしっかり見ていると話します。
北京の弁護士 陳建剛さん
「唐弁護士は長年中国の人権のために、時代の転換のために、人権進歩のためにずっと闘ってきました。当局から長年多くの抑圧を受け、弁護士資格も剥奪され、仕事を失い、収入もなくなりました。ずっと迫害が続き、尾行され監視され、さらに建三江では拷問まで受けました」
人権派弁護士 唐吉田さん
「友人たちの行動は私個人への支持と肯定、助けだけではありません。中国民間の覚醒と成長の速度が人々の想像以上であることも物語っています」
去年3月、唐さんと他の弁護士3人は黒竜江省の建三江(けんさんこう)に赴き、法輪功学習者のために法律援助を行いました。このことで地元警察から拷問を受け、肋骨を10本も折られました。釈放後、病院で結核性脊椎炎と診断されました。当時医者からは手術が必要と言われましたが、手術費が工面できず、ずっと引き延ばしていました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/30/a1187818.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)